心理学とその扱う範囲
「心理学」と聞くとどの様なイメージをお持ちだろうか?
・相手の心を読み、自分の思いのままに操る技術
・相手の深層心理を理解でき考えている事まで言い当てる技術
など、もしかするとこれらの様なイメージはないだろうか。
しかし、それは大きな誤解でありその様な「超能力者」的なものではなく、むしろ「心」とは難しく完全に理解が出来ないからこそ心理学研究が日々行われている。
当サイトでは心理学の「テクニック」的な内容ではなく「学術的」な構成となっている。
また、内容の詳細については、各カテゴリーにて説明しています。
- 心理学の定義
- 心理学とは人あるいは動物においての「行動と心的過程についての科学的学問」と言える。
- 心理学の目的
- 一言でいうと「人の心の理解」であり、その理解を通し何らかの形(福祉、教育、病理など)で役立つ事を目指すものである。
- 心理学における主な枠組み(見解の領域)
- 行動的枠組、生物学的枠組、主観的枠組、認知的枠組、精神分析的枠組
- 心理学の種類・分野
- 種類と言うより分野と言った方が適切かもしれないが、今もなお様々な分野で研究、臨床が行われている。大きく2つに大分すると基礎心理学、応用心理学に分けられる。
(下記以外にも提唱されている分野も存在しますが、主要領域や記述がある程度存在している分野を記載しています)<基礎心理学>- 動物、人の知覚、認知、学習、記憶、情動など種々にわたる基本的な人間のメカニズムの研究
- 知覚心理学
- 認知心理学
- 発達心理学
- 生態心理学
- 社会心理学
- 人格心理学
- 学習心理学
- 異常心理学
- 実験心理学
- 比較心理学
<応用心理学>
- 種々の基本分野の基礎知識を生かし社会の中で実践、応用ていく分野
- 臨床心理学
- 教育心理学
- 学校心理学
- 犯罪心理学
- 産業心理学
- スポーツ心理学
- 文化心理学
- 家族心理学
- 災害心理学
- 性心理学
- 健康心理学
- 交通心理学
- 空間心理学
- 環境心理学
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心理学の認識に対しての注意点
- 心理学で扱う領域、範囲は多様で広いものになります。また様々な要因から見ていく必要があり「1+1=2」のように絶対的で簡便な方法は存在していない。なので、研究者の間にも意見の対立や相違も存在します。
では、これから心理学を学ぶにあたりどの様な過程で進めて行けばいいのかと言えば、
やはり、基本的な事からになります。
これは、職業としてはもちろん社会生活の中で役立たせたい、あるいは個人的な興味の探求であったとしても断片的な知識より、基礎的な部分から理解していく事で正しい認識を持つ事ができるようになります。
下記の図は、学んでいく課程の流れになります。
*下記以外に心理学の分野は存在しています。
まずは基礎知識を学びその後、どの分野を主としていくかと言う事です。